尖圭コンジローマとは?原因、症状はどんなもの??

尖圭コンジローマとはヒト乳頭腫ウイルス (HPV) の感染によって発症する性行為感染症です。
HPVとは、100種類以上のウイルス型があるDNAウイルスです。
そのHPVのうち、尖圭コンジローマの主な原因ウイルスとなるのは、主にHPV6型と11型となっています。
尖圭コンジローマは、一般に1~2か月の潜伏期間を経て、陰部に先の尖った「イボ」を形成しますが、自覚症状はなく、痛みも痒みもありません。
しかし、最初のイボを形成してから短期間で次々と新しいイボを形成し増殖していき、また、治療しても他の部位への接触転移が多く、再発を繰り返すというケースが多くなっています。
尖圭コンジローマは、まれにサウナや公衆浴場などからも感染することもあるようです。
ただ、尖圭コンジローマは、感染しても無症状のまま、約1年ほどで自己の免疫力によって自然治癒する場合があり、必ずしもイボとして出現しない場合もあるのですが、それがまた感染を容易に拡散させる原因ともなっています。
また、尖圭コンジローマの潜伏期間は1か月から8か月の長期に渡るということもあり、感染源を特定できないケースもしばしばあります。
よく、亀頭周辺にイボができたため、尖圭コンジローマかと悩む男性が多く見受けられます。
しかし、その殆どはフォアダイスや真珠様陰茎小丘疹と呼ばれるものであり、病気ではありません。
フォアダイスとは大体1mm未満の大きさであり、比較的一定のイボが竿から亀頭のくびれまでに発症するものです。
それは、脂線の独立したものであり、端的にいえば毛穴の出来損ないです。
したがって、成人男性の65%に見られる、ウイルスとは全く関係のない生理現象です。
また真珠様陰茎小丘疹とは、陰茎の環状溝に沿って大きさの揃ったブツブツが並んでいる状態のことです。
したがって、これも全く無害の生理現象で、成人男性の20%に見られるものです。
性交経験が無いにもかかわらずイボができたら??
性交経験が無いにもかかわらず、ぶつぶつが発生したという場合、その殆どがフォアダイスか真珠様陰茎小丘疹となっています。
一見して、尖圭コンジローマよりフォアダイス、真珠様陰茎小丘疹である可能性が高い場合においても、専門的な医師に診てもらうほうが確実であるので、病院で診察してもらうに越したことはありません。
誤診される程、症状が似寄るということもあるので、自身の性体験等の情報を頼りに判断すると良いと思います。
また、女性の膣入り口やその周辺(膣前庭部)のひだ状、あるいは、乳頭状のできもの「前庭部乳頭」を尖圭コンジローマと誤診されることがありますが、これは「妖精のひだ」ともよばれる正常変化です。
誤診により、治療されてしまうということもありますが、HPV感染による尖圭コンジローマとは全く関係がありません。
小陰唇の内側などに左右対称に発生することや、乳頭が規則的で、内部に血管がみえないなどがその鑑別点となります。
尖圭コンジローマは、男性、女性、ともに同じような症状
尖圭コンジローマは、男性、女性、ともに同じような症状が出て、うすピンク色または茶色のニワトリのトサカ状(カリフラワー状)か、乳頭状(おわんを伏せた形)のイボが発生します。
軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、自覚症状はほとんどないというのがその特徴です。
イボの発生する場所は、男性においては陰茎、亀頭、包皮の内側、陰のうなどであり、女性では大小陰唇、腟前庭、腟、子宮頸部などとなっています。
また、男女の肛門内や肛門周辺、尿道口にできることもあり、進行するとイボは徐々に大きくなり、数も増えていきます。
治療としては表面のイボを取り除くことしかできないため、再発する可能性が高い性行為感染症となっています。
さらに、尖圭コンジローマの表面はざらざらしていて硬くなっていますが、イボ自体はもろいために下着でこすれて出血することがあります。
イボに傷がついた場合においては、おしっこのときにしみて痛むということもあります。
イボの臭いは無臭です。
しかし、イボが大きくなった場合は、表面から腐り始めるため、悪臭を放つようになります。
そして、女性においては、膣の中にもイボができることも多くなっています。
この場合、オリモノの異常となってあらわれることもあります。
尖圭コンジローマの潜伏期間は約3週間~8ヶ月程度と言われています。
そのため、感染後も症状はすぐには出ず、また、治療には時間を要しますし、人によっては再発することもあります。
したがって、治療が終了するまできちんと受診する必要があります。
また、尖圭コンジローマを放置しておくと、生まれてきた赤ちゃんの性器や肛門、のどにイボができたりする可能性があります。
さらに、原因ウイルスのヒロパピローマウイルス(HPV)には、尖圭コンジローマの原因となる低リスク型のほかに、子宮頸がんの原因になる高リスク型も知られていますので、特に女性の場合は、定期的に産婦人科を受診するなど、婦人科系のチェックも定期的にしておくことが重要です。
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