エイズ 初期症状

HIVに感染しただけではすぐに発症しませんが、5~10年でエイズを発症。


HIV感染症のHIVとは、いわゆるエイズウイルスのことで、ヒト免疫不全ウイルスという正式名称があります。

HIVに感染しただけではすぐに発症しませんが、5~10年でエイズを発症し、エイズを発病すると身体を病気から守るシステムが破壊されるので、いろんな病気になって最後は死を迎えてしまいます。






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感染後はインフルエンザに似た症状がでます。


HIVに感染すると大体2~8週間後にかぜやインフルエンザに似た症状で、発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛などが現れる時があり、これを急性感染期(感染初期症状)と呼んでいます。
必ずこの症状が現れるという訳ではありませんが、50~90%と、かなり高い確率でこれらの症状が現れます。

この急性感染期の症状としては、熱、喉痛、嘔吐、下痢、筋肉痛/関節痛、リンパ節の腫脹があります。
その他、体重の減少、咳、性器の潰瘍、倦怠感がありますが、恐ろしいのは急性感染期の症状はかぜやインフルエンザに似ていて1~2週間すると自然に治ってしまうという点です。


そのため、意識しないとなかなか気が付かず、実際にHIV陽性者の方が言っていたところによると、この時に病院に行っても咽頭炎、扁桃炎、気管支炎などの病気に誤診されてしまうそうです。
また、この急性感染期にHIV検査(血液検査)を実施しても、正確にHIVに感染している事はわからないとのことです。

HIVの進行経路は・・・


HIVは粘膜表皮のある樹上細胞や、子宮頚部、膣上皮や陰茎の包皮、口腔粘膜であるランゲルハンス細胞に進入していきます。
その後、増殖しT細胞に進入していきますが、このT細胞とは、免疫応答を促進するヘルパーT細胞、免疫反応を抑制するサプレッサーT細胞、病原体に感染した細胞やガン細胞を直接殺すキラーT細胞などに分類されます。


ヘルパーT細胞に侵入したHIVウイスルは最クリックDNAというものに変換され、簡単に宿主であるDNAに侵入し、そこでタンパク合成を行います。
そして、大量のHIVウイルスを合成していきますが、こうなるとT細胞は死滅し、大量のHIVウイルスが血中に放出されるようになります。


そして、血中内のT細胞がどんどん死滅されていくという恐ろしい状態になり、その後は細胞障害性T細胞の活性化によってHIVウイルスは減少していきます。
そのため、症状もおさまりますが、期間を経て、ほとんどの人が発病するようになります。

HIVに感染した直後は大量のウイルスが産生されるため、体に異変が表れ、それが初期症状となってでてきます。


通常、初期症状のうちに治療をすれば治る病気はたくさんありますが、HIVの恐ろしいところは初期症状がでた時点で、既に体内ではHIVウイルスが大量に産生されている状態となってしまっている点です。

この体内でウイルスが急増することによる症状というのは、HIVでもインフルエンザでも風邪でも全部一緒です。


そして、前述の通り、HIVの初期症状というのは風邪やインフルエンザの症状と全く変わらず、発熱、のどの痛み、咳、頭痛、鼻水、吐き気、だるさ、筋肉痛等の症状が出ます。

そのため、初期症状からはHIV感染の判断は全くできず、病院でも「風邪ですね」と判断されてしまうことが多くなっています。


この初期症状は1~2週間続きますが、急激に増えたHIVは、抗体などの身体の免疫システムにより攻撃され、今度は急激に数を減らすことになり、初期症状も収まります。
そして、何も症状のでない潜伏期間へと入っていきます。

この、初期症状の後、体内のHIVはだんだんと減っていき、感染から6ヶ月くらいで体内のHIVの量は一定のラインで落ち着きます。


普通のウイルスだと免疫の働きにより全滅してしまうものが多いのですが、HIVの場合は完全に消えることはなく、この潜伏期間は5年~10年くらい続き、この期間、HIVと免疫の互角の戦いがずっと続いていくことになります。

この間は、多少風邪を引きやすい等の症状があるかもしれませんが、表面上は健康体に見えます。


しかし、実際はHIVが優勢でHIVは徐々に数を増やしていくのに対し、身体の免疫は徐々に数を減らしていき、そして、ある時、この互角の戦いが破綻し、均衡が破れると潜伏期間は終わります

突然にHIVは急激に数を増やしますが、免疫はほとんど全滅状態となっていますので、いろんなウイルスや菌から身体を守れなくなります。
このため、健康な人なら絶対にならないような病気にもなってしまうので、このときをエイズ発症といいます。


日本ではエイズ患者が世界の中では少ないことや、カクテル療法などの治療法で発症が妨げられるともいわれています。


しかし、現段階の治療では、このHIVウイルスを完全に消滅させることは難しく、発症の恐怖に耐えながら、薬を飲み続けなければならないというのが現状なのです。
したがって、もしあなたにHIV感染の不安があって、しかも前述のような症状が出たら、出来るだけ早期にHIV検査を受けることお勧めします。


もちろん、HIVはとても感染力の弱いウイルスですので、めったなことではHIVに感染することはありません。
でも、どんなに小さい可能性であっても、それが存在する限りあなたの不安が消えることはないでしょうから、あなたの不安を解決するにはHIV検査を受けるしか方法はないと思います。

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